安曇野の最北端に仁科三湖がある。南から木崎湖、中綱湖、青木湖の三つの湖である。安曇野のゆったりした田園風景も大町市の北、木崎湖までで、此処から北は、狭隘な山道が日本海まで続く。日本列島の形成過程の謎を秘めたフォッサマグナ(糸魚川静岡構造線)の地溝上に出来た三つの湖は、最も水深の深いところで、青木湖の58mもある。流入河川が無いにもかかわらす豊かな水量を保ち続ける青木湖は、湖底に多量の湧水があるのだそうだ。青木湖から流れ出る農具川は、南の中綱湖、木崎湖へと繋がっている。
毎年、この紅葉の時期に中綱湖の畔、簗場(やなば)の民宿に醤油を届けている。スキー客を迎える冬場を前に、民宿ではこの時期、野沢菜の醤油漬けを仕込むのである。毎年お世話になっている民宿のおかみさんに案内していただきながら、一軒、一軒に当店の醤油をお届けした。配達が終わって、おかみさん宅でお茶をごちそうになりながら、いろいろお話を伺った。暖冬続きとスキー人口の減少で、随分お客さんは減っている。暖房用の燃料の高騰も痛手だ。今年の夏の異常な暑さも話題にのぼった。「地球がどうかなっちゃうんじゃないの?」 ここでも地球温暖化の心配が出る。
帰り道、青木湖まで足を延ばした。 久しぶりに見た青木湖に新たな感銘を受けた。大町市観光協会は、仁科三湖を、レジャーが盛んな木崎湖を「遊びの木崎湖」、こじんまりした中綱湖を「憩いの中綱湖」、神秘な雰囲気を持つ青木湖を「思索の青木湖」と紹介している。なかなかぴったりな表現だと思う。
青木湖の深い湖底から湧き出る清水は、湖水中央の色をシアン色とでも言いたくなる鮮やかな水色に変えている。そして紅葉の先に眺望できる雪を頂いた白馬三山。この絶妙な自然の風景を背景にして、醤油屋のおやじもしばし哲学的な雰囲気に浸ってみた。
webでパラパラしていたら、発見しました。
池田4丁目の信屋さんでしょうかね。
自分も4丁目のtakiくんです。 以前はよくお世話になりましたが、
最近は 醤油も買いにいきません。 済みません。
リトラで白のプレリュードに 乗ってます。
時々 灯油の配達での姿を見ます。すれ違ったら、よろしくです。
投稿情報: takinx | 2007年12 月16日 (日) 18:47
takinx 様
コメント投稿、ありがとうございました。
SS営業当時は、大変お世話になりました。深く感謝しております。
最近は、もっぱら配達で出歩いておりまして、店を留守にしておりますが、
電話(0261-62-3105)は、伝送で携帯につながりますので、なんなりと
お申し付けください。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
投稿情報: 信屋商店店主 | 2007年12 月16日 (日) 20:55